土壌作りから2週間後の11月中旬。肥料が土壌と馴染んできた頃に種蒔きを行います。 11月とはいえ、立冬も過ぎてこの日は小雪のちらつくとても寒い中での作業でした。

(1)種を蒔く準備


昔は手作業で種を蒔いていたようですが、効率よく作業を進めるために、現在では種蒔き用のトラクターを使って蒔いています。

コダマの大麦若葉の青汁には、大麦若葉の原種『赤神力』を使っています。

『赤神力』とは

『赤神力』は六条大麦の一種で、現在では契約農家でしか栽培されていない希少価値の高い品種です。

大麦にも様々な品種があり、中には「穂」を多く収穫するために品種改良を繰り返し、倒れにくいように背丈を低くし、 穂に栄養が行き届くように葉が少なく小さな品種も少なくありません。

大麦の原種『赤神力』は、背丈が高く、葉も大きく、幅広、肉厚で柔らかいという青汁には最適の若葉を持っています。

さらに、ビタミン、ミネラルやフラボノイド、酵素等をバランスよく含み、栄養成分も大変豊富な品種です。

(2)畑に種を蒔く


種蒔き用トラクターを使うと、一度に5列蒔くことができます。しかし、人の手で蒔くと、まず種を蒔く溝を作り、その溝に種を蒔き、 さらに土をかぶせるという手のかかる作業が必要ですが、トラクターだと効率良く種を蒔くことができます。


昔ながらの種蒔き法を体験!

種蒔き作業がどんなに大変だったかを知るため、実際に昔のやり方を体験してみました。

種を蒔く溝を掘る人、種を蒔く人、土をかぶせる人の3人で作業を行いましたが、実際に進むのは少しづつ…。

かがんだ姿勢で腰も痛くなり、トラクターの有り難さを改めて感じました。